試してナンボ

スタートアップでマイペースに働いています。面白そうなもの・サービス・人を紹介したり、スタートアップのことを書いたりしています。

日本人に日本語が通じない件について

ちょっと今更ですけど、石原さとみの英語が話題のようです。

togetter.com

www.ohanashi-no-naka.net

シンゴジラ石原さとみの英語は、そんなにまくしたてなくてもいいのに…とは思ったが別に気にするほどでもない。っていうか、石原さとみ可愛いしかなかったよね、あの映画!

脱線しましたが、私も英語が上手い≒発音が綺麗には賛同しかねる派です。そこで今日は、私の海外を放浪経験を元に語学について書こうと思います。

 

私は帰国子女でもなく、長く理系で進学しておりましたので英語はできれば避けて通りたい…くらいの科目でしたし、本格的に海外に出たのもの社会人になってからという具合なので、大多数の日本人と同じくらいの英語力でした。もしかしたら、もっとひどかったかも。海外に出て最初1ヶ月位は、何言われてるかもわからない、なんて言えば良いのかもわからないというアイデンティティ・クライシスに陥ったくらいなので、本当に英語できませんでした。

しかし、ある程度の語彙力がつくと、結構コミュニケーションは円滑に取れたんですね。もっと言ってしまうと、日本にいたとき、母国語で日本人と話していたより楽しく会話ができちゃったんです。それはなぜか。

 

簡単です。彼らと私が経験してきたことや、社会に対して感じている課題、考え方が似ていたためです。 

「言葉」って結局、思いや考えを伝えるツールなんです。だから、解釈がわかれるし、どんなに綺麗に発音して伝えても、意図通り伝わらないこともある。逆に、聞き取れない単語があっても話の全体像やプロセスと結論が共有できれば、全然気になりません。要はコンテンツ(自分の主張)を相手に合わせて適切に伝えられる方法を知っているかで、会話の精度は変わります。

同じ言語を使っていても、会議で話が噛み合わないこと、もっと言えば、上司や同僚と話が噛み合わないこと、あるはずです。私はよくこれを「レイヤーのずれ」と呼びますが、ベースにしている知識がそもそも相手が知らないことだったり、起点としている問題点がずれていたりすると、話は噛み合いません。会話において発音よりも大事なことがあるように思いますし、海外経験で得た学びは英語よりも、このことに気がつけたことだったように思います。

おしまい。